記録:不登校支援団体のネットワークづくりゼミ#2

2024年10月26日(土)に開催された「不登校支援団体のネットワークづくりゼミ#2」の記録を公開します。

●当日配布資料
・岐阜県内の不登校支援団体一覧

●ディスカッションの概要
(1)理念の設定
・不登校の子どもの幸せ、子どもの自立、不登校家庭の安定などの、「不登校家庭の利益」を実現することが最も重要。
・不登校支援団体の多くに通ずる「共通の関心ごと」や「共通の利益」を探したい。
(2)他地域のネットワークづくりからの教訓
・団体ごとの個性や違いを強みとする。
・あくまでシングルイシューとして取り組むことで活動がシンプルになり、混乱しない。
・単一の制度や支援施策では「不登校家庭の利益」は実現しないので、持続的に取り組み続けるためにも、理念に基づくネットワークの構築が必要。
・同じ分野で複数の提言が出てくると、政治家や行政としては断りやすく、結果的に損をする。
(3)不登校支援の現状
・団体間や地域間で情報共有をする仕組みがないため、不登校支援団体であっても、他地域の制度運用について分からないことが多い。(例えば、不登校として計上する定義や基準、学校の登校扱いになる基準など)
・県内の不登校家庭の現状や、支援制度の運用状況について、調査することも重要。
(4)その他
・ネットワークづくりは、支援現場とは全く別の活動。面白さもあるが、大変さもある。明確な理念を作り、理念に立ち返ることが大事。