記録:不登校支援団体のネットワークづくりゼミ

2024年7月27日(土)に開催された「不登校支援団体のネットワークづくりゼミ」の記録(一部)を公開します。

当日配布資料
地方自治体による不登校家庭・フリースクール等への支援施策一覧

滋賀県フリースクール協議会 前副会長 谷川知さんのお話
●ネットワークづくりの背景
・不登校についての政策提言ニーズ
・行政との連携窓口の一本化
・市議等情報交換窓口の整備
●ネットワークの取り組み
・フォーラムの開催
・不登校アンケート調査
・フリースクールの定義の明文化 など
●ネットワークづくりのポイント
・共有できる明確な理念の設定(※参照 滋賀県フリースクール協議会の理念
・定期的なコミュニケーション
・公平で中立的な意見調整役の設置

参加者の感想
・私自身が誰かといっしょに何かをするのが苦手で、なかなか横に繋がることができない。ついついひとりで独自のやり方になってしまう。
・自分の地域でネットワークづくりをしたいと思い、動いているので、頑張ります。
・情報を自分で探して得ることは大変で、なかなか出てこなかったから、サポートブックはとても良いと思いました。
・ふわっとつながりがあり、それぞれの団体の活動や理念も尊重されていることの大切さを確認できました。
・たくさんの実践にもとづいた説得力のあるお話を聞かせていただき、ありがとうございました。支援者同士の人々が繋がれる機会になるといい。困り感のある親や子供と支援者を繋ぐ場になるといい。
・協議会さんの迅速な動きは、とても有り難かったです。
・まさに「インフォーマルな政治」の実践で、とても刺激的でした。当事者/実践者、実践者/実践者、実践者/行政、それぞれの局面で問われる課題・水準も違い、力量が問われてきそうです。「ネットワーク」というか、「つなぐ」上で必要なのは「翻訳」作業だということを、あらためて再認識しました。
・不登校問題は多くの要素を含んでいるため、一様にはいかないが、だからこそ様々な立場の人が意見を交わすことに価値があると改めて感じた。フリースクールでなくても子どもを支援している団体、人、場はあるので、そうしたところとどう結びつくかを模索することも必要だと思う。