「子どもが不登校になるのは、親の責任である」
「フリースクールがあるから、子どもが不登校になる」
「不登校は自己責任なので、公費を投じる必要はない」
教育機会確保法、子ども基本法、孤独・孤立対策推進法…
様々な法律が作られて、子どもの学びや育ちに関する様々な権利が
公的・法的に認められた現在もなお、
現実の地域のほとんどは、こうした言説に支配されています。
こうした状況は、どうすれば、少しずつ変えていけるのだろう?
わたしたちには、いったい、どのような力や戦略があるのだろう?
実際の所、学校に行かない子どもの行動は、
学校の問題点を素描し、学校をより良くするのに、大変役立っています。
現在のより良い学校は、過去の学校の問題点を暴いた子どもがつくったように、
おそらく確実に、未来のより良い学校は、
現在の不登校の子どもを通じてのみ、成立するのでしょう。
つまり、学校に行かないという選択肢は、社会を健全にするために必須であり、
その行動を許容する隙間を、子どもや市民がみずから作る営みもまた、
欠くことができないものである、ともいえます。
こうした取り組みが互いに連携することで、わたしたちは、
社会により大きな変化を生むことができるのではないでしょうか。
子どもの人数は、これまでにないほど急激に減っているのに、
不登校児や自殺する子どもの人数は、過去最多を毎年更新し続けている。
子どもにとって、生きづらい世の中だからこそ、
お金のあるなしや、学校に行く行かないにかかわらず、
だれもが安心して学び、育つことができる地域をつくるための
「ネットワークをつくる」ことについて、みんなで考えましょう。
・日程
2024年7月27日(土) 14:00〜16:00(2時間)
・ゲスト
谷川知さん
滋賀県フリースクール等連絡協議会 前 副会長
一般社団法人異才ネットワーク 代表理事
・内容
参加者の自己紹介(20分)
ゲストの活動紹介(40分)
1)自己紹介、普段の活動内容など
2)滋賀県でのネットワークづくりに取り組んだ理由
3)ネットワークによる取組や成果
4)ネットワークづくりのポイント
質疑応答、ディスカッション(60分)
・開催場所
本巣市 まわる市民協働
(岐阜県本巣市上保1261-4 糸貫ぬくもりの里 内)
・参加費
3,000円(ただし、NPO等非営利団体の構成員は無料)
※当日、会場にてお支払いください。
・記録について
当日の様子を、参加者個人が特定されない範囲で、
写真や議事録等で公開する可能性があります。ご了承ください。
・申込
下記のフォームからお申し込みください。
・参考
東近江市 新年度予算案にフリースクールなど不登校対策の経費|NHK 滋賀(2024/02/22)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20240222/2060015304.html
2024/07/21追記
・資料「地方自治体による不登校家庭・フリースクール等への支援施策一覧」を公開しました。
2024/07/31追記
・記録を公開しました。