日時:
1回目 2021年8月21日(土) 10:00-12:00
2回目 *1回目の参加者のスケジュールにより決定
会場: オンライン開催
コロナ禍以降、生活に困窮する人が、 ふつうに増えた。僕らの社会は、1度住所を失うとほぼ再チャレンジができない。そんなのおかしいよ。だから、ハウジングファーストで使える家を増やしたい。特に、困難な世帯の未成年が安心して暮らせる住宅を増やしたい。
ところが、現実はそう簡単ではない。空き家がいくら増えて、タダ同然で利用できる住宅があったとしても、困難に直面する人々は、ごくごく常識的に排除される。行政は社会福祉のコスト増を嫌うし、地域住民はお金持ちの隣に住むのが大好きだ。僕らは、 困難に直面する人々を受け入れる個人的・合理的な理由をまったく持たない。
でも、大きな視点で見ると、困難に生きる人々が、自立して働き、納税する方が、社会的にどう考えても合理的だ。また自分が、ある機縁によって貧困になったとき、再起に使える住宅はあったほうが良い。ましてや、子どもがどんな経済状況であっても、安心して長く暮らせる住宅は、絶対にあったほうが良い。生まれながらに居住権を奪われた子どもが、成人した時、どんな人間になるだろうか? 想像するだけで恐ろしい。「反社会的になるな!」というのは無理な話だ。
僕らは、短期的な個人の利得を超えて、この問題を何とかする必要がある。それについて、このゼミで語り合い、何かやってみよう。
対象: 不動産オーナー、支援者、西濃地域公務員、NPO等市民団体のスタッフ
定員: 3〜5名程度
参加費: 各回1000円
参加者の条件: 困難に直面する人々に、住宅を与えたいと思うこと
参加方法: 以下のフォームから申し込みください。
https://forms.gle/CZUU2REB19F6WBiYA
当日のプログラム
1回目 8/21 オリエンテーション、課題の共有
ゲスト講師 服部 広隆(はっとり ひろたか)さん
NPO法人福岡すまいの会 理事・事務局長
2004年九州大学法学部卒 2007年~有限会社ビッグイシュー日本勤務。東京で広告営業、大阪で販売者勧誘に携わる。2015年~生活困窮者の居住支援等をするNPO法人福岡すまいの会に所属。困窮相談および法人本部業務に従事。2020年事務局長に就任。2021年から西日本新聞にてコラム「すまうつながる」連載中
2回目 9月頃 具体的なアクションに向けたグループワーク
行政機関からの認定制度等の説明を予定
キュレーター: 中原淳(山ねこ不動産、よだか総合研究所)
進行・記録: 小池達也 (よだか総合研究所)
主催: 一般社団法人よだか総合研究所、山ねこ不動産