寺子屋シネマvol.20 「精神0」上映会+監督・プロデューサートーク

「寺子屋シネマ」は、岐阜県揖斐郡の山と川に囲まれた自然豊かな谷汲の地にある、浄土真宗本願寺派のお寺・櫻龍山 善立寺の本堂で開催しています。
映像や写真、生の音や声を通して、自分の身の回りの世界と、世界中で繰り広げられている様々な文化や出来事を、見て、感じて、考える場です。
第20回は、映画監督・想田和弘、プロデューサー・柏木規与子をゲストに招き、「精神0」を上映したのち、 映像人類学者・川瀬慈とのトークセッションを開催します。

「精神0」内容紹介:
ベルリン国際映画祭をはじめ世界で絶賛された「精神」(08年)の主人公の一人である山本昌知医師が、82歳にして突然「引退」することになった。山本のモットーは「病気ではなく人を看る」「本人の話に耳を傾ける」「人薬」。様々な生きにくさを抱えた人々が孤独を感じることなく地域で暮らしていける方法を長年模索し続けてきた。彼を慕い、「生命線」のようにして生きてきた患者たちは戸惑いを隠せない。引退した山本を待っていたのは妻・芳子さんと二人の新しい生活だった・・・。精神医療に捧げた人生のその後を、深い慈しみと尊敬の念をもって描き出す。

ナント三大陸映画祭グランプリ<金の気球賞>受賞、第70回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門 エキュメニカル審査員賞受賞、ニューヨーク近代美術館(MoMA)Doc Fortnight2020 正式招待

想田和弘:
映画作家。柏木規与子の夫。東京大学卒。台本やナレーション、 BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。監督作品に『選挙』 (2007)、『精神』(08)、『Peace』(10)、『演劇1』(12)、『演劇2』(12)、『牡蠣工場』(15)、『港町』(18)、『ザ・ビッグハウス』(18)等。国際映画祭などでの受賞多数。著書多数。

柏木規与子:
5歳でクラシックバレエを始め、15歳から並行して太極拳を習う。1993年に渡米しニューヨークでダンス活動をする中、世界的な楊式太極拳マスターWilliam Chi-Cheng Chen(陳至誠老師)に出会い 師事。2015年に師範、2020年にマスターの認定を受ける。2015年から現在まで、ニューヨーク市立大学演劇学科で太極拳を教える。2021年12月より、岡山県瀬戸内市牛窓で太極拳を教える。想田の観察映画のプロデューサーを務める。

日時:2022年1月16日(日)
   午後1時〜上映開始(上映時間128分)
   午後3時半〜監督・プロデューサー登壇 
         トークセッション(聞き手・川瀬慈)
   午後4時半 終了予定

登壇者:想田和弘、柏木規与子
会場:善立寺本堂(岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬)
参加費:2,000円
定員:40名程度(要予約)

主催:寺子屋シネマ
申込・問合先:teracinema@gmail.com
又は、寺カフェ縁舎の営業日(毎週水・金)にレジカウンターにてご予約承ります。

トークセッション部分は、youtubeでライブ配信します。
https://www.youtube.com/watch?v=Z4nFxMAcgzM